『ねこぢるうどん』は、1990年代の日本のサブカルチャー界に巨大な衝撃を与え、今なおカルト的な人気を誇る漫画家・ねこぢる先生のデビュー作にして代表作です。
一見すると、サンリオや絵本のような「ファンシーで可愛いキャラクター」が描かれていますが、その中身は極めて残酷で不条理、バイオレンスと剥き出しの狂気に満ちたダーク・ナンセンスの極致。当時の伝説的漫画誌『月刊漫画ガロ』の看板作品であり、90年代アングラ文化のアイコンとなった唯一無二の作品です。
今回の記事では、ねこぢるうどんが試し読みできるかどうかを調べてみました。
試し読み
主要な電子書籍ストア(Amazon Kindle、ブックライブなど)で無料の試し読みが可能です。
上巻の最初には、すべての始まりである『ねこぢるうどん』の第1話(にゃーことにゃっ太が不思議なサーカス小屋に迷い込む、不気味で切ないエピソード)が収録されています。数ページ読むだけで、その可愛らしくも恐ろしい世界観の虜になるか、あるいは強烈な違和感を覚えるか、ハッキリ分かれるはずです。日本の漫画界が放った「最も危険で純粋な劇薬」を、ぜひ一度覗いてみてください。
あらすじを読む
物語の主人公は、白くて丸い子猫の姉弟、「にゃーこ」(姉)と「にゃっ太」(弟)です。
彼らは人間の言葉を話し、服を着て、普通の一軒家で両親(やはり猫)と暮らしています。ここまでは普通のファンシー漫画のようですが、彼らが繰り広げる日常は絶望的なほど不条理です。
にゃーことにゃっ太には、倫理観や善悪の区別、同情心が一切ありません。あるのは「幼児特有の純粋さと、それゆえの容赦ない残酷さ」です。
近所の犬やブタ(この世界では知的生命体として描かれることもある)を、おもちゃのように容赦なく痛めつける。
人間の「おじさん」を社会的・肉体的に徹底的に追いつめる。
死や怪我、暴力、差別的な事象が、まるで「今日のおやつは何だろう」というレベルの平坦な日常として淡々と処理される。
ストーリーに明確なオチや教訓はなく、シュールで乾いたユーモアのまま突如として話が終わるのが大きな特徴です。
購入するには
単行本の入手方法について
現在、オリジナルの単行本は入手困難となっていますが、没後20年を記念して『ねこぢる大全』(文藝春秋・上下巻)という形で全作品が電子書籍化されており、今でも簡単にスマホなどで読むことができます。
メルカリ調査
メルカリで購入をする場合には、招待コード「PCHDJP」を入力すると500円分のクーポンが使えるようになります。
ねこぢるうどんの検索結果はこちらから見れます。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 著者 | 作画:ねこぢる、原作:山野一(特殊漫画家であり、ねこぢる先生の夫) |
| 掲載誌 | 『月刊漫画ガロ』(青林堂) |
| 連載期間 | 1990年6月号 〜 1995年10月号 |
| 単行本 | 全2巻(青林堂)/ 新装版 全3巻(文藝春秋)など |
| ジャンル | 不条理、ダークファンタジー、サブカルチャー |

